かってに家族!?
第一話「ここから始まる」
声が聞こえたようで俺は、急に飛び起きた。
「ん・・・なんだ・・・夢か・・・」
俺の名前は綾島 京(アヤシマ ケイ)
家の事情ってヤツで最近、家を飛び出した。
言い方かえりゃ[家出]だな・・・
家が神社やってるだけでこんなに親が嫌に
感じるとわ・・・
まぁたまには連絡もしてるし、この生活も
なかなか慣れてきた、でも、やっぱり一人は、
楽しくはないな・・・
「こっち来てから友達も増えないし暇だなぁ・・・」
そんな時だった、2,3度しか聞いた事のないインターホンが音をたてた
「はい、今でます」
(誰だ?と言う疑問を持ちながら
戸を開けた)
ガチャというドアの音にまじりドンという
鈍い音が走った・・・
どうやらインターホンを押した本人らしい
鼻を打った様で、鼻を押さえるよう
手で覆いながらしゃがみこんでいた。
「すみません!?大丈夫ですか?」
その人は目に軽く溜まった涙を拭いて言った
「うー・・・こちらこそすみません・・」
その人は・・・俺の心を射止めたらしい。
言い方を変えたら・・・マジタイプ!
「あの・・・貴方が綾島 京さんですか?」
「俺が京だけど・・・」
(セールスかなんかか?)
「えと・・・私は綾島京の奥さんになる人です」
「え?・・・ええぇぇぇぇぇ!?」
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時間が・・・止まった・・・
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「申し遅れました、私は、
四宮 月南(シノミヤ ツキナ)です」
明日からは、綾島月南としてお願いします